2024/01/17 12:50


あやはびる堂がこのほど発売した、クロマチックチューナー内蔵型エレクトリックアコースティック三線【ジャックイン34】、
この三線の完成と販売に至る出発点は、
今から10年ほど前、沖縄居酒屋さんでLIVE演奏の際にお客さまとのやり取りで、「チューナーが付いた三線が欲しい‼︎」と。古田もはっっ!としたのです。

そもそも、三線を始めるより前に、
ギターやベースなどの楽器に関わっていた
私としてはチューナーというものに関して、
差し支えるといいますか、
いや、もちろん煩わしいですよ!
チューニングは(笑)

ギターなんかは三線の倍、
6本も弦がありますから。

ところが、
三線のチューニング(ちんだみ)が面倒なのは、本調子の他に、ニ揚げや三下げという変化系ちんだみもある。さらに、唄声の高さに応じて
本調子ADAだったり、BEBだったり、CFCだったり。いわゆるキーチェンジをする必要がある。

ギターでは、よほどの変則チューニングの使い手でない限り、EADGBEって6本の調弦が決まっちゃうわけです。

なので、三線の方がちんだみの調整が頻繁で大変。
さらには、これにチューナーを取り出して、
くっつけてっていう煩わしさもあるんで。

ライブで出会ったお客さまがおっしゃったように、
チューナーが付いている三線が欲しいというのも
頷けるわけです!

ところがその時、古田は残念ながら
「それは難しいかもしれません」と
答えざるを得なかったんです。

~つづく~